平和委員会と日本共産党が 習志野基地の騒音被害対策で申し入れ

（２００３年４月１９日）

千葉県平和委員会と日本共産党は１９日、この間騒音被害を訴える住民が増えている陸上自衛隊習志野駐屯地にたいして、騒音被害の根絶を求める申し入れを行いました。 　これは、前日の１８日朝、船橋市松ヶ丘の住民から「早朝からヘリコプターがうるさくて眠れない」という苦情が寄せられたことを機に取り組まれたものです。 　この取り組みには、千葉県平和委員会の紙谷敏弘事務局長と日本共産党の丸山慎一県議、石川敏宏市議、被害にあっている住民の方などが参加しました。 　参加した住民からは、「昨日は朝７時前から減りがうるさかった。もう我慢の限界に来ている」と被害が生々しく語られました。基地側は、「総長や夜間の訓練は、どうしても必要なもの。朝８時から訓練をするためには、その前から航空機を飛ばさないといけない。また、雲が出ているときは、比較的遠くまで音が飛ぶことは認識している」などと答えました。 　平和委員会の紙谷事務局長は、「習志野基地には、特殊部隊の配備が決まり、訓練が以前より激しくなっている。今日も、土曜日なのに訓練をし、朝霞や下総の車両が出入りしているように、隣接する習志野演習場は、関東地域の中心的な訓練の場となっている。引き続き監視告発の取り組みが大事になっている」と話しています。