その１２、
ロシータの赤ちゃんは？

（２００３年８月１日）

　１月２８日は、JOSE・MARTI（ホセ・マルティ）の生誕記念日。

　キューバがスペインの植民地だったとき、キューバ革命党を結成、
　キューバ独立のために闘い戦死したホセ・マルティは、両親ともスペイン人。

　彼はキューバ生まれのスペイン人。
　（こういうところに私は感動するのです。中国で見た、日本人の「日本兵への手紙」も）
　キューバには、いたるところにホセの銅像があり、教育に力を注いだらしく、学校には特に多く見られます。

　毎年、このホセの誕生日に最初に生まれた子どもには、国から素敵なプレゼントがあるとか。　ロシータの予定日は１月３０日。
　このキワドイ日付に、みんなは「ロッシー、２８日だよ、２８日！」と、顔を合わせるたびに囃し立てています。

　当のロシータは、大きな黒い瞳をちょっと細めるようにして、何も言わず見返します。
　ロシータのお腹の中には、男の子が入っていますから、私も、「２８日に産まれますように」と、祈っています。

　またこの日、２７日から、２８日を迎える夜中には、「ホセ・マルティ生誕・トーチ行進」があるそうですから、私も、ハバナ大学からの学生たちのデモ行進に参加したいと、今から楽しみにしています。