その１６
私のスペイン語の先生、
MATILDE マチルデ

（２００３年８月２２日）

　私は、一言もスペイン語を話せないで、キューバヘやって来ました。
　スゴイでしょ、
　なんてモハヤ開き直っている場合ではありませんノデ、スペイン語を勉強することに。

　マチルデは、３０年以上も（？）外国人にスペイン語を教えている、H大学の先生です。
　昨年はロンドンで６ヶ月、教えたそうです。

　マチルデは英語が話せるから、と、大学勤務のヒセラが紹介してくれた先生です。
　が、マチルデの授業はすべてスペイン語。

　初めっから、何を言っているのかさっぱり解らず、ただただマチルデのよく動く大きな目（メガネを鼻にずらして上から私を見る眼）を見て、雰囲気で理解（？）。

　テキストも、文章のすべての単語を辞書で調べて、（説明も問題も全部わからない！）予習しますが、何しろ相手はスペイン語。
　私の回答に、「ムイ・ビエン！」と言われても、なにやら誉められてるらしい、くらいしか。

　でも、例として共産党の事とか、チェ（我が愛するゲバラ）やフィデル（マチルデの尊敬するカストロさん）のこととかで説明されると、不思議と通じて「シー、シー、タンビエン！」と盛り上がります。

　きのうは彼女の持っていた「イザベル・アジェンデ」の本で、チリのクーデターの時のことに話が。
　そんな時は、知ってる限りの単語と、ついでに英語も総動員して同志的（？）会話が交わされます（*＾＾*）。

　マチルデはロシア語で日記を書いているそうです、「家族に読まれないために」。