自衛隊機による 騒音被害に関する申し入れ

陸上自衛隊習志野駐屯地司令　殿

２００３年４月１９日

日本共産党千葉県委員会 同　　　　　千葉県議団 同　　西部地区委員会 同　　　　　船橋市議団 同　　　習志野市議団 同　　　八千代市議団

前略 　私ども日本共産党は、県民のみなさんの「平和に暮らしたい」という願いを実現するために力をそそいでいます。最近、多くの県民のみなさんから、「習志野基地周辺のヘリコプターによる騒音は何とかならないか」との相談がよせられています。 　先日も船橋市松が丘地域の方から「朝、ヘリがうるさくて眠れない。何とかしてくれ」との連絡が入りました。習志野駐屯地にたいして、下記の点で回答を求めるとともに、抜本的な騒音被害を根絶することを申し入れるものです。 　１、最近、回数や規模も増えている早朝や夕方以降の訓練飛行について、その実態を公表すること。 　２、基地周辺住民の不安の声に応えて、騒音実態調査を実施すること。あわせて、訓練飛行の時間を、午前９時から午後５時までに限定すること。 　３、船橋市の「広報」には訓練計画が掲載されています。基地周辺住民にたいする広報活動の実情を明らかにすること。 　４、住宅密集地にある基地の特殊性から、少なくとも早朝や夕方以降の訓練飛行は中止すること。 　５、今年度の業務計画で明らかにされた「特殊作戦群〈テロ対処部隊〉」について、その規模、訓練内容について明らかにすること。 　６、１９９９年に設置された「誘導隊」について、その規模、訓練内容を明らかにすること。 　７、県内にあるすべての基地の訓練計画、県内における他県部隊の訓練計画内容などをすべて公表すること。 　以上７点について、誠意ある回答を、今月２２までにお寄せください。 　自衛隊は、２０００年に起きた市原市における自衛隊機空中接触墜落事故について、千葉県平和委員会の方々が、「要望書」を提出して文書での回答を求めたにもかかわらず回答を無視したことがあります。 　今回はこのようなことを繰り返さず、文書での回答を重ねて求めます。