St. Patrick's Day アメリカがアイルランドになる日

（２００４年３月２３日）

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日本に比べると、アメリカは祝日がとても少ない国です。でも少ないなりに（というか少ないからこそ？）、それぞれのの祝日が 　*distinctive（独特）な特徴を持ち、祝い方もユニークなのです。そのひとつが、今年ももうすぐやってくる3月17日のセント・パトリックス・デー。（休日ではありませんが） 　どんな風にこの日をお祝いするかというと…。 　１、緑色のものを身につける（でないと誰かにつねられる） 　２、一日中飲んだくれる 　というもの。 　私は、カリフォルニア州北部のとある大学街でこの祝日を何度か経験しましたが、学生たちのこの日に対する並々ならぬ思い入れに、毎年本当に感心（？）したものです。 　この街のセント・パトリックス・デーは、なんとバーの早朝開店からスタート！ 　緑をまとった学生たちが、朝もはよからバーの前に長蛇の列をつくり、開店をひたすら待つのです。 　そしてセント・パトリックス・デー特製・緑に着色されたビールで "Happy St.Patrick's Day！"と乾杯。あとはもちろんクラスにはいかず、他のバーへ行ったり、誰かの家に集まったりして一日中飲んだくれ状態。（こんな日に限って意地悪な先生は抜き打ちテストをやったりする。） 　セント・パトリックス・デーはもともとアイルランドの祝日なので、アイルランド系の移民が多い東海岸では盛大にこの日をお祝いします。 　ニューヨークでの華やかなパレードは有名です。この祝日、その昔キリスト教を布教するためアイルランドへ渡った伝導者、St.Patrickにまつわるものなのですが、そんなことは飲むための口実。。。？どうだってよいのです。この日だけはみーんなアイルランド人！ 　祝日ついでにもうひとつ。アメリカのバレンタインデーは男性が女性にプレゼントを送る日。 　花＋チョコ＋カードが贈り物の基本3点セットです。もちろんホワイトデーは存在しません。 　* word of the day * 　distinctive:　特有の、独特の、明確に区別できる