今年度の少人数学級

今年度は船橋市内８校で実施

　昨年度から実施されている少人数学級が、今年度は、船橋市内で海神南小学校など八校で実施されています。
　しかし、教員の配置が不十分など、大きな改善が求められています。

　一人一人の子どもたちに行き届いた教育を進めるためには、一学級の生徒の人数を少なくすることが不可欠です。

　千葉県でも、少人数学級を求める父母や教職員の要求が受け入れられ、通常の４０人学級にたいして、３８人学級と、不十分ながら少人数学級が開始されました。

　今年度、船橋市内では八つの小学校（表参照）で実施。本来なら３９人のクラスになるところが、３０人になるなど大幅に改善されています。

　しかし、教員の配置はきわめて不十分で、週１０時間の非常勤講師が増員されているだけ。先生方に新たな負担がかかっています。

　しかも、三山小学校のように、本来３８人学級の対象にならない人数でも、昨年３８人学級だったために県が対象として認めたところは、非常勤講師さえ配置されていません。これでは、先生も生徒も大変で、少人数学級本来の効果が十分発揮されるかどうか心配です。

　県は、千葉県の未来をになう子どもたちのために、正規の教員を配置して少人数学級を本格的に進めるべきです。