新京成電鉄本社に 踏み切りの拡幅について申し入れ

（２００３年６月３日）

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千葉県船橋市の日本共産党前原東支部と前原西支部は六月三日、新京成電鉄にたいして「前原駅」わきの危険な踏み切り（写真右下）の改善を求めて申し入れを行いました。 　この踏み切りは駅がすぐ近くにあるため、朝夕はひっきりなしに歩行者や自転車が通ります。しかし、車二台がやっとすれ違える程度の幅しかないため、大きな車が通るときなどは歩行者が線路に降りてよけなければならないほどです。利用者からは「安心して渡れるよう踏切を広げてほしい」という強い要望が出されていました。 　しかし、船橋市も新京成も踏み切りを通っている道路が拡幅される予定になっていることを理由に、道路が拡幅されたら踏み切りも広げるとしているため、踏み切りの改善は後回しになってきました。 　この日、申し入れに同席した日本共産党の高橋忠市議は、船橋市議会で六回にわたり踏み切りの安全対策についてただしてきた自らの質問を踏まえ、「歩行者の安全を考えれば、道路が広がるまで待っていられない。暫定的にでも対策を講じるべきだ」と早急な改善を求めました。 　対応した新京成電鉄の吉野謙一鉄道管理課長らは、「あの踏み切りの危険性は十分感じている。道路がせまいままで踏み切りだけを広げるわけには行かないが、用地買収がある程度すすめば、暫定的な改善は可能。その場合、一億二千万円の事業費が一億五千万円程度に膨らむ。このお金は市が出すことになっているので、市がどう考えるかによる」などと答えました。 　参加者からは、「新京成にも責任があるので、積極的に対応してほしい」「朝の時間に現場を実際に見てほしい」などの要望が出されました。 　支部では、約一年間おこなわれていない市と新京成との協議の場を早期に設定するよう市に求めるなど、これからも安全対策の実現めざして取り組んでいくことにしています。 　この申し入れには、丸山慎一県議も同席しました。