「特殊学級」がなくなる？ 国が障害児教育を大幅再編 （２００４年２月２８日）

ニューストピックスの目次に戻る〉〉 表紙のページに戻る〉〉

いま国では、小中学校の「特殊学級」や養護学校などで行われている障害児教育の大幅な再編を進めようとしています。 　学習障害（ＬＤ）、注意欠陥多動性障害（ＡＤＨＤ）、高機能自閉症などの障害を持つ子どもたちを支援するため、すべての学校に専門家との調整役などを受け持つ「コーディネーター」を配置する方針ですが、最大の問題は人を増やさず、いまの先生にその仕事を押し付けようとしていることです。 　船橋市では、すでにモデル事業が実施されていますが、「増員なしでは絶対無理」との声が上がっています。 　さらに今回の再編は、「特殊学級」に在籍している障害児は通常学級籍にして必要な場合「特別支援教室」に通級することや、養護学校も新たな役割を持つ「特別支援学校」に再編するなど、大掛かりなものですが、先生も増やさず、関係者の合意もない拙速なやり方に、批判の声が上がっています。