「子ども子育て新システム撤回」 「受診時定額負担導入反対」 ９月千葉県議会が意見書可決

（２０１１年１１月１１日）

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１０月１８日の県議会最終日、採決の結果、「子ども子育て新システムの撤回を求める意見書」と「受診時定額負担制度導入に反対する意見書」が賛成多数で採択されました。 ※右の写真は県議会最終日に「受診時定額負担制度導入に反対する意見書」への賛成討論（１０月１８日） 　子ども子育て新システムは、民主党政権が進めようとしている「税と社会保障の一体改革」の中心に据えられているもので、保育にたいする市町村の実施責任を廃止して、保護者の自己責任にしようとするものです。 　また、保育料も保育園が自由に上乗せできるようになり、障害児などが保育から排除されることも懸念されています。 　受診時定額負担も、「一体改革」に盛り込まれているもので、医療機関にかかったときに現在の３割（高齢者は１割）負担以外に、一回ごとに１００円程度の定額負担を徴収するものです。 　もしこれが実施されれば、受診回数が多くなればなるほど負担が重くなります。厚生労働省の調査では、１ヶ月のうち、１６日以上通院している人が５４万人、２６日以上の人が８万１０００人にも上ります。 　こうした人たちの中には、高齢者や障害者など収入が比較的少なく、体の弱い人たちを狙い撃ちにした弱い者いじめのあまりにもひどいやり方だと、批判が広がっています。 　現政権が推進しようとしている暮らしを脅かすこうした施策にたいして、県議会が反対の意見書を採択したのは、「安心した暮らしをしたい」「いまの政治を変えたい」という世論の反映であり、市民が声をあげれば政治は動かせる証です。 （賛成討論の全文はこちら⇒）

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