中核地域生活支援センターを訪問

（２００４年５月４日）

　中核地域生活支援センター」って聞いたことありますか？

　千葉県が昨年１２月から始めた事業で、いままで、子ども、障害者、高齢者など、対象別に分かれていた福祉の相談事業を、ここですべて受け付けるというものです。
　現在、柏市（愛称・あいネット）と旭市（さわやかネット）の２ヶ所で開設されていますが、今年の１０月からは、県内１４ヶ所に広げる予定になっています。

　旭市の「さわやかネット」（写真）は社会福祉法人「ロザリオの聖母会」が県の委託を受けて運営しており、常勤職員５人と臨時２人の計７人で活動しています。「あいネット」は常勤３人で生活クラブ生協が主体です。

　４月１４日に訪問した２ヶ所とも、各種の相談に乗ったり、講演会を主催したり、地域の福祉ネットワーク作りの事務局的役割を果たしたりと、意欲的でした。

　しかしそれぞれ県の予算の関係で財政的には持ち出しもあり、今後の課題です。
　また、「本来自治体がやるべき仕事をこうした形で民間に移すのが本当にいいのか」という声もあり、県民にとって役に立つ事業にしていくために注目する必要があります。