ピースバスちばがピースライブ 被爆者の体験を聞く （２００５年７月１６日）

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青年たちがバスを仕立てて８月の原水禁大会に行こうという企画「ピース・バス・ちば」の実行委員会が、今日、プレ企画「ピースライブ」を開催。 　被爆者であり、原爆症認定訴訟の原告にもなっている高田末子さんが体験を語り、参加した若い人たちと交流しました（写真)。 　「原爆症認定訴訟」とは、原爆被害を受けた人たちが、原爆症の認定を求めて、国に対して起こしている集団訴訟です。 　今年５月現在、１８都道府県で１６７名。 　千葉県では、高田末子さんをふくむ４人が訴訟を行い、２００３年９月から裁判が始まりました。 　１９４５年８月、広島と長崎に落とされた原爆は、大量無差別に人々を殺しました。生き残った人々も、原爆によって生じたガンなどの疾病（原爆症）で苦しんでいます。 　一般に「被爆者｣と呼ばれているのは、「被爆者健康手帳」の交付を受けた人で、全国に２７万３９１８人（０４年３月末現在）いて、その多くが様々な病気とたたかっています。 　国は被爆者の疾病を｢原爆症（原爆による疾病）」と認定する制度を設けていますが、実際に認定されているのは２２１９人にすぎません。 　これは、国が原爆被害を狭く小さく見て、とくに遠距離で被爆した人や、原爆投下後、市内に入って残留放射能を浴びた人を機械的に「原爆症」の認定からはずしているからです。 　被爆者は自分の病気の原因が、原爆であることを国に認めさせ、原爆症認定制度を抜本的に改めさせようと、集団訴訟に立ち上がったのです。