千葉県は全国で一番
特別養護老人ホームに入りづらい県

(2009年2月11日)
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 特別養護老人ホームに入れなくて、困っている方が千葉県にはたくさんいます。その数、1万8758人(下の表参照)

 これほどの高齢者が入れないで困っているのは、千葉県が、全国一、特養ホームに入りづらい県だからです。

 国の調査によれば、65歳以上の人口1000人当たりの特養ホームの定員は、全国平均が15・5人なのに、千葉県は12・7人で全国最下位。特養ホームの建設に力を入れてこなかった千葉県の責任は重大です。

 入れないでいる人の中には、最重度(要介護5)の方が3009人もおり、さらにこのなかで、自宅で一人暮らしをしている方が235人もいます。

 ところが県が特養ホーム建設のために出した補助金は、今年度わずか6億円にすぎず、定員は240人分しか増えません。このペースだと、全員が入所できるまで78年。要介護5だけでみても13年もかかります。補助率の引き上げや補助要件の緩和を進めるとともに、予算の大幅な増額が求められています。

〔特養ホーム入所希望者数〕
  入所希望者
県内居住者 15173
県内居住者の内訳 要介護1 1795
2 2662
3 3909
4 3798
5 3009
県外居住者 3585
総合計 18758
(2008年7月1日現在)
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