「格差はどのくらい？」で （３）東京タワーを選んだ人

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そのとおり！ 　なんと、平均的労働者の年収を１メートルの高さにたとえると、最高経営責任者（ＣＥＯ）の年収は東京タワーより高くなります。 　２００４年の年収の格差は４３１倍。 　ちなみに東京タワーの高さは３３３メートルです。 　１９８２年当時、平均的な労働者と最高経営責任者の年収の格差は４２倍でした。それが、わずか２２年で４３１倍になったんですから、ものすごいスピードで格差が開いているのがわかります。 　一般の労働者が１年間、一生懸命働いてやっと手にするお金を、たった１日で稼いでしまうんですから、ずいぶんな話です。 　それも、本人の努力とかの結果ではなく、弱肉強食の世の中にしてしまった政治のおかげだというのですから、腹が立ちますね。 　その結果、いまや貧困層は３７００万人に達しています（２００４年国勢調査局調査）。 　もう我慢できない！ 　…という人が増えているのも当然です。 【以上の数字などは２００６年３月９日付しんぶん赤旗より】