「１日１ドルで生活している人は？」で
（３）１０億人を選んだ人

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当たり！
なんて、喜んでもいられませんね。

なにしろ、１日１ドル（１１７円・２月１５日現在）未満での生活を強いられている人が、全地球人口の６人に一人に達するというのですから、ひどい話です。

しかも、これらの人たちを救うためには、最富裕層の人々の所得のほんのわずかですむと、国連は言っています。

国連の『人間開発報告書（０５年版）』では、「われわれが世界的な所得分配のデータベースを用いて推計した結果、１日１ドル未満で生活する１０億人の人々を、極度の貧困線より上に押し上げるのに必要な費用は３０００億ドル（約３５兆円）であるが、この金額は、世界の最富裕層１０％の所得の１・６％にすぎない」としています。

なんと、お金持ちの人たちがほんのちょっと、自分の所得のわずか１・６％を出せば、世界中の貧困が救えてしまうということです。

やっぱり、所得の配分が問題だということが、よくわかります。