「アメリカのイラク戦費？」で
（１）２３０兆円を選んだ人

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あったりぃ！！！！
もう、「！」マークを４つもあげちゃいます。

それにしても、すごい額ですよね。
日本の国家予算が、８０兆円程度ですから、その４倍。
イラクで戦争をしなかったら、日本国民がまったく働かずに、４年間も遊んで暮らせるだけのお金を、わずか２年で使ってしまったということです。

この試算をしたのは、２００１年にノーベル経済学賞を受賞したジョセフ・スティグリッツ氏とハーバード大学のリンダ・ビルムズ経済学教授。
ジョセフ・スティグリッツ氏は、世界銀行の元主任エコノミストですから、試算の結果も重みがあります。

アメリカ政府もイラク戦争の戦費を算定していますが、二人は、「負傷兵１６０００人の治療費」「戦地で消耗する群用品への支出」などの、重要な経費を考慮していないと指摘しています。

こうした検討を踏まえた結果、戦費は、「控えめな計算」では１兆２６０ドル（約１１８兆円）、「中程度の試算」だと１兆８５４０ドル（約２３０兆円）に上るといいます。

米議会関係者によると、アメリカ政府はイラク侵攻後、戦闘作戦でこれまでに２５１０億ドル（約２９兆円）を支出。現在でも一ヶ月あたり、約６０億ドル（約７０００億円）を費やしています。

もしこのお金が、世界の飢餓や貧困の解消、エイズの撲滅、災害対策、地球温暖化対策などに使われていれば、と思う人は、少なくないと思います。