ハバナ大学 エステルの授業〜その３ 「果物の名前を覚える勉強」

（２００３年１０月６日）

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前日、キューバの野菜や果物の名前をたくさん、エステルは黒板に書き、「明日、野菜を一つ、果物を一つ、各自が持ってくるように」と言いました。 　翌日、みんなが持ってきたその一つ一つを見せながら、名前を確認していきました。 　そして、一通り終わったところでエステルは、 　「机の上の物を全部仕舞って。そして、果物の皮を剥いて小さく切って、この中に」と言って、ナイフとタッパー容器を出しました。 　見ると、プラスチックのコップとフォークも用意されています。 　そしてなんと、「フルーツ・カクテル・パーティー」になりました。 　オレンジ、パイナップル、パパイア、バナナ、グアヤバ、スイカなどの果物を全部一緒にして、お砂糖を少し、水を少し入れてつくりました。 　とっても美味しかったです。 　みんなは何度も御代わりして、この素敵な授業を堪能しました。 　お腹がいっぱいになってもまだ余ったので、隣近所の先生たちにもおすそ分けしました。 　先生たちは大喜びで、「グラシャス」「サブローソ・美味しい」と言っては、いろいろな先生たちが現れました。 　正直言って、私はこの果物を授業中に食べるとは思えなかったので、家にあった少し古くなったオレンジを一個、持っていったのでした。 　みんなは、朝、市場で買った、新鮮な美味しい果物をたっぷり持ってきました。 　私は恥ずかしかったです、とても。 　ドイツ人のエッカードも、私と同じようでしたが、彼は察して、休み時間に買いに行ったようでした。 　授業が終わってから、私はエステルに、そっと言い訳のように、「授業なので、私はまさか食べるとは思わなかった、見るためだけと思って」と言いますと、「見るだけじゃダメ、食べてみないとどんな果物かわからないでしょ」と、いたずらっぽい目付きで私を見て言いました。 　このフルーツ・カクテルは私の定番となり、待望のキューバ・マンゴーが登場してからはマンゴーを、それにラム酒を少々と蜂蜜を加えたカクテルが、なんともなんとも美味しいのです。 　家ではいつも、作って食べています。（果物・蜂蜜はペソで安く買えます）