新しいクラスメート、カティ

（２００３年１０月２０日）

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授業が始まって２週間目にやってきたのがイギリス人のケイト。 　３２歳の肌の真っ白な小柄な女性です。 　エステルはカティと呼びました。 　スペイン語ではそうなるらしいのです。 　私の隣に座ったカティは、とても人懐っこく、崩れるような笑顔で話し掛けてきます。 　話していると、顔がどんどん近づいてきて、それも私の眼をじっと見て逸らしませんから、 　（私は時々、外国の人が、相手の眼をじっと見詰めて話し、話すあいだ決して逸らさない迫力に、どうしていいかドギマギすることがあります） 　もう、眼と眼とが１０センチ位かと思うほどになって、寄り眼になってしまいそうです。 　カティは看護婦さんで、キューバでスペイン語を勉強して、 　南アメリカへ看護婦として働きに行くために、１年休暇をとってきたとのことです。 　南アメリカの諸国をまわって来たモニカと、 　チリやアルゼンチン、コロンビアに興味を持っている私、 　３人はたちまち息投合、大学のカフェテリアへ。 　クーバ珈琲を、ここではペケーニョ（小さい）と言ってエスプレッソカップ１杯、＄0,05のを、いつも飲みます。 　ところがカティは、グランデ（大きい、２杯分）を注文しました。 　一口飲んでカティは、「うっ！」と。 　「ソー・ストロング！ソー・スイート！」 　しかめた顔で、お湯を求めてカウンターに。 　周りにいた学生たちが大笑いしました。 　みんな自分も経験した、というような顔です。 　●写真は本文とは関係ありません。 　　大学の授業風景の続きです。 　　この日はカナダ人のマテオがウエイター。 　　みんな乗りやすい性格で、ロン（ラム酒）やセルベサ（ビール）、 　　キューバ料理を注文して、「遅いよー、お腹が空いてるんだよ〜」などと叫んで、 　　ウエイターを困らせている。