エステルのクラスは役者揃い

（２００３年１０月２５日）

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キューバの料理とレストランでの注文の仕方、の授業です。 　家族で食事に行く場面という設定で、エステルが役を決めました。 　ドイツ人のエッカーがパパで、アメリカ人のパメラがママ、イギリス人のカティが娘、と。 　思わず私が、「え？すると、私はおばあちゃん？」と言ったらみんながドッと笑い、エステルがすぐさま「ノーノー！」と顔の前で指を立てて振りましたので,安心しました。 　私はウエイトレス、キニュアが店のオーナーになりました。 　 　エッカーパパとパメラママが廊下から教室のドアの前に、後ろにカティがいます。 　「ブエナス・ノチェス！」と私が迎えます。 　挨拶を交し合ってテーブルに案内、エッカーが、 　「メニューを見せてください、きょうのお勧め6料理は？」と聞きます。 　私は、 　「豚肉のアサ−ド、鶏の唐揚、魚料理、赤飯、パエーリャ、バナナの揚げ物にサラダ、スープなどありますが、お勧めはロブスターです」なんて自分の好みを。 　エッカーはパメラと相談して注文を。 　その様子が、いかにも夫婦の雰囲気を出しています。 　その時、カティが、 　「あたしは鶏の唐揚！」と言ったのですが、パメラママが、 　「お肉はダメ、太るから」カティは頬っぺたをふくらませてプイっと。 　可愛いニーニャです。 　「お飲み物はなんになさいますか？」私が訊きます。 　すかさずカティが、「コーラ！」「コーラはダメ、お水を下さい」とエッカーパパがカティを制して、私に。 　すると、それまでテーブルのナイフとフォークを両手に持ってカチャカチャさせてたカティが、 　「ふん！」と言ってナイフを放り投げました。 　パメラママが、めっとカティを睨み、 　も〜ガマンできずに、エステルと私とキニュアは笑い転げてしまいました。 　それから、食事を運ぶ真似、食べる真似。 　エッカーがふと思いついたように、 　「音楽がありませんね、キューバ音楽を」と。 　私は、 　「私のボスの歌は素晴らしいんですよ」と言って、キニュアに耳打ち、 　「何か歌を歌って！」「え！」とキニュアは立ち往生。 　みんなに促されて、はにかんだ顔をくしゃくしゃにしたキニュアが、即興で黒板をボンゴ代わりに叩き出しました。 　みんな拍手喝さいです。 　●写真は本文とは関係ありません。 　「ハバナ市博物館」の一部。 　スペインの植民地時代のお金持ちの家です。