キューバから愛をこめて

キューバ・愛・事情！

（２００５年５月２４日）

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《写真の解説は最後にあります》

ご無沙汰・です！ 　「キューバから愛を込めて」なんてタイトル頂いたので、キューバから直行便「愛」について、ご披露いたしましょう。 　友人のヒセラとロベルトは結婚６年目？くらいですが、知り合ったのは学生時代、といいますから３５年近く前からお互いを知っていたわけです。というよりも、ロベルトはヒセラを好きだったけれど言い出せなかった、というのが真相です。 　彼は、「自分はハンサムでないしコーラの瓶の底のようなメガネをかけてるし、とてもヒセラの相手にはしてもらえない」と最初から諦め、他の女性と結婚したそうです。 　離婚後も２度結婚し、その都度子どもが生まれたので家族が増えています。 　ヒセラも２度結婚したそうで、やはり娘がいますが、もう孫もいて、ヒセラとロベルトは現在二人だけで暮らしています。ロベルトはついに最愛の相手をゲットした、ということです（だから頭が上がらない、なんてオマケもついてるのですが）。 　このようなケースはキューバでは珍しくなく、ごく普通、標準？です。 　キューバでは、理想の相手にめぐり合うまで何回でも相手を変える、と言われています。 　好きでなくなったのに結婚してるのは不自然、ということのようです。とはいえ、住宅事情がおいそれとは許さず、離婚後も一緒に暮らしている人たちもいます。 　私の歯科医の助手（医師の資格者）のスセリーは、離婚したけれど住宅が無いのでそのまま同じ家に住んでいる例です。 　ある日、私が歯の治療を受けていると、彼女が「ちょっと家へ帰ってきます」と言っています。 　仕事中なのに？ 　昼休みに？ 　と思って訳を訊くと、圧力鍋（キューバ料理の豆を煮る）をガスにかけてきた、もう煮えたと思うので止めてくる、というのです。 　えーっ！留守なのにガスをつけてきた！ 　スセリーは自分が離婚したのでなくて、離婚されたのでしょう？ 　それにしても、せっかく？離婚しても相手の男性はいまだこの女性から解放されないなんて、お気の毒！と思いました。 　我が団地の１階の３軒は、昨年みなシングル女性でした。 　ロシータは看護婦さんで、一昨年まで夫がいたのですが、隣マタンサス州で仕事していて１週間に一度しか家へ戻らない生活でした。 　ハバナの中心で仕事しているロシータとは生活のリズムが合いません。心配してた通り、夫に女性が、そして離婚となって、、。でも今は彼女に新しい夫が、そしてお腹には新しい命が宿っています。 　オダーリは建築の図面などを書く仕事で、映画や本などの好きな女性です。 　インディラという５歳になる可愛い女の子がいますが、昨年離婚。すぐ恋人ができて、よく車が止まっていました。ダンスやパーティー好きの賑やか女性ですが、その後別れたらしく独りでした。昨年末、よく働く実直そうな恋人ができ、今はとても愉しそうです。 　マリアエレーナは上の娘さんがイタリア人と結婚してイタリアに住んでいるので、イタリアへ出かけたり、シングルの自由を満喫しています。その彼女の元へ、元夫が夜遊びに来たから、大変なことになりました。元夫は既に結婚していて、現在の妻が怒鳴り込んできたのです。 　さあ、さあ、ど−なるでしょうか？ （長文になってしまったので、続きは、「アスタ・マニアーナ（また明日）！」） 　《上の写真》 　これは「キンセ（１５歳）のお祝い」の写真です。 　場所は、ホテル・ナショナル・デ・クーバ（キューバ最高のホテル）の庭です。 　キューバでは女性は１５歳で大人です。 　キンセのお祝いは、大変豪華で、素晴らしいドレスに何回もお色直ししたり、 　（これらを写真に撮って、ポートレートにして家に飾る） 　テーブル大のケーキ（幾つかあるときも！）とラム酒、 　パーティー参加者（これが半端でない人数！）へご馳走を振舞い、 　それらをビデオ専門家に撮影してもらったり、、 　無論、ダンスは深夜まで、いえいえ朝方まで、延々と大音響で続きます。