| 日本共産党 丸山慎一県議 街頭での訴え （４月２日） |
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みなさん、日本共産党の県議会議員、丸山慎一です。 この場所をお借りして、少しお訴えをさせていただきます。 みなさん、いよいよ、明後日から県議会議員選挙がはじまります。 今度の選挙は、地方の政治が問われるのはもちろんですが、全国いっせいにおこなわれる選挙であり、いま大問題になっているイラクへの戦争と世界の平和の問題、深刻になる日本の経済の問題が問われる大事な選挙になっています。 ぜひとも、ごいっしょに、平和な世界、安心して暮らせる日本への一歩にしようではありませんか。 みなさん、アメリカのイラクへの攻撃が開始されてから、二週間がたとうとしています。 この間、市場や病院までが攻撃されて、毎日、毎日、罪もない女性たちや子どもたちが命を奪われ、その数は、五百人に達しています。アメリカ軍は、誤爆だといいますが、こう何度も立て続けでは、これは誤爆とはいえません。無差別の大量殺戮以外の何物でもありません。 こういう野蛮な戦争は、一刻も早く中止させなければなりません。 しかも、今度の戦争は、何の道理もありません。 国連がイラクの武装解除を進めてきて、あと数ヶ月あれば、それが平和的に達成できるかもしれない、そういう可能性が開けていました。そういう大事な時期に、アメリカのブッシュ大統領は、戦争によって、国連の意思をも蹂躙して可能性を断ち切ってしまいました。 いま、ブッシュ大統領は、大量破壊兵器の問題はどこかに投げ捨て、フセイン政権の打倒と中東諸国の民主化を叫んでいますが、これはまさに、国連が禁止している内政干渉そのものです。その国にどういう政府を作るかの権利は、その国の国民固有の権利です。 こういう無法がまかり通ったら、ことはイラクだけではすみません。アメリカは、その無法を中東に広げ、世界に手を伸ばしていくことを公言しています。 大きな経済力と軍事力に物を言わせて、世界を自分の好き勝手にできるようになったら、戦後の国際秩序は粉々に破壊されてしまいます。 こういう野望を打ち砕くためにも、イラク戦争を一刻も早く終わりにさせなければなりません。 平和を望むみなさんのご支援を、ぜひとも、日本共産党の丸山慎一にお寄せいただきたいと思います。 日本は、憲法９条のある国です。 ところが、その日本の総理大臣である小泉首相は、真っ先にアメリカの戦争への支持を表明してしまいました。しかし、国会で、「なぜ支持したのか」と問われても、まったく説明することができませんでした。国連も無視して戦争に突き進むブッシュ大統領に、まったく無批判に何の考えもなしに、ただただ従っていく――これほど危険な外交はありません。 しかも、小泉政権を支えている公明党の冬柴幹事長は「戦争に反対するのは利敵行為」だとさえ言っています。国民の戦争反対の声に圧力をかけ、アメリカの言いなりに動くような政権に、日本の未来を任せられるでしょうか。 日本共産党といっしょに、憲法９条をかかげて、戦争反対のうねりを日本から起こして行こうではありませんか。 自民党、公明党の政治のもとで、わたくしたち国民の暮らしも、いま大変です。 そのうえ、４月１日から、サラリーマンの医療費が２割から３割に引き上げられました。介護保険料も上がる。ワインや発泡酒まで、増税で５月から値上げが予定されています。 あわせると国民への負担増は４兆４千億円。四人家族で平均しても、月に１万円に達します。もしこれが、このまますすめられていったら、私たちの暮らしも大変になり、消費は冷え込み、景気はますます悪化していくのは明らかです。 あまりにもひどいやり方にたいして、いままで自民党を応援してきていた日本医師会などからも、厳しい反対の声が上がっています。１２の県の医師会からは、小泉政権の退陣を求める決議さえ上げられています。 千葉県議会でも、自民党から、「慎重な対応」を求める意見書が提出されました。決議の内容はきわめて詔勅的なものでしたが、私たちは賛成しました。しかし、県議会でただ一つこの意見書に反対してのが、公明党でした。「福祉の党」の看板はどこへ行ってしまったのでしょうか。 これだけ多くの国民が反対しているのに、その意思を真っ向から踏みにじる――こういう政党に、私たちのくらしは任せられません。ぜひとも日本共産党といっしょに、なんでもかんでも国民に負担を押し付けるようないまのやり方を改めさせようではありません。 日本は世界で２番目に大きな経済力を持っている国です。無駄遣いを止めて、国民の暮らしにその経済力が使われれば、国民への負担は軽くできます。 安心できる暮らしを求めるみなさんの思いを、ぜひとも、日本共産党の私、丸山慎一に託してください。 みなさん、国の政治がこれほどひどいときに、地方から声を上げていくことが重要です。 しかし、千葉県の堂本知事はどうでしょうか。 戦争の問題で、堂本知事は、「自分は戦争反対は表明できない」と県議会で答弁しました。三割への医療費の引き上げについても、「あれは仕方のないことだ」と答えました。 私は、この答弁を県議会の場で聞いていて、「堂本さんという人は、県民の苦労も苦しみもわからない人かも知れない」――こう思わざるを得ませんでした。 ２年前の県知事選挙で、堂本知事が誕生して、「これで政治が変わるかもしれない」――こういう期待が大きく広がりました。しかし、これらの知事の発言からは、その期待にこたえる姿勢は、残念ながら見えてきません。 知事が作った予算もひどいものです。 特別養護老人ホームを建設するための県独自の補助金を、すべてなくしてしまいました。保育園を作る補助金も、廃止や縮小してしまいました。 しかしいま、特養ホームには、１万３０００人もの方が入れないで、苦労しています。保育園にも１４００人もの子どもたちが入れないでいます。お父さん、お母さんは、大変な思いをしているのではないでしょうか。 さらに、道路の問題でも、船橋には、人が車のわきに追いやられて、側溝のふたのうえを歩かされているようなところが少なくありません。命の危険さえ感じてしまうような道を毎日毎日歩かされているのに、歩道をつける予算や交差点の改良など、県民の安全のための予算も、年々減らされてしまっています。 県立高校も、船橋市内の中学校の卒業生は、今後、４２００人から４８００人へと一割以上増えるというのに、市内の県立高校を減らそうとしています。県立病院も、８つから３つへと５つも減らそうとしています。 知事は、「お金がないんだから仕方がない」といいますが、その一方で、東京湾には二本目の巨大な橋をかけようとしています。 いまある東京湾アクアラインでさえ、車が予定の３分の１しか通ってくれないため、毎年3百億円を越える赤字が出ています。1日一億円もの赤字です。 なのになぜ、東京湾に二本目の橋をかける必要があるんでしょうか。 こういう無駄な高速道路の建設に、全県で年間１８０億円も使おうとしています。 また、自民党時代に作られた幕張新都心もいまは大変で、売るための土地が２５万坪も売れ残ってしまっています。しかし、堂本知事は、柏市と流山市に、二つ目の新都心、強大な都市をつくろうとしています。この常磐新線沿線開発と呼ばれる無謀な計画に、なんと今年度２３０億円ものお金を投入しようとしています。 一方で、こういう無駄遣いをしておきながら、その一方で、お金がなくないといって、福祉や教育、医療を削る。これでは自民党と同じだといわれても、仕方がないので花でしょうか。 高速道路の建設と常磐新線沿線開発、二つあわせて、今年度、４１０億円を使おうとしていますが、これだけあれば、特養ホームなら４０箇所、保育園なら、８０箇所も作れます。 千葉県は、お金のない県ではありません。問題はその使い方です。 無駄づかいをなくしていけば、県民の暮らしを充実させる予算は生み出せます。 しかし、県議会の中で、こういう提案をしているのは日本共産党だけで、自民党はもちろん、公明党も、民主党も、みんな堂本知事の「無駄遣い予算」に賛成してしまっています。 ぜひとも、日本共産党といっしょに、私たちが一生懸命に働いて納めた税金は、私たちのくらしや福祉最優先に使われる、そういう県政をつくっていこうではありませんか。 安心して暮らして行きたいと言うみなさん方の思いを、ぜひ、私、日本共産党の丸山慎一に託してください。 日本共産党と県民のみなさんとの共同が広がれば、必ず政治は動かせます。 ３０年来、自民党が埋め立てを強引に進めようとしていた三番瀬も、ついに埋立て計画を白紙撤回させました。これは、市民のみなさんや環境団体のみなさんの大きな努力と、それと連携した日本共産党の議会での追及の大きな成果です。 また、ふなしんの破綻で、揺らいでいる船橋の経済の問題でも、貸し渋り貸しはがし条例を他党と共同で提案して、船橋の経済を担う中小零細企業の経営を支援する方向を示せたのも、日本共産党が中小企業のみなさんと同じ立場で活動している政党だからにほかなりません。 さらに、この4月1日からスタートした乳幼児医療費の制度――3歳のまでのお子さんなら病院の窓口でわずか２００円ですむ素晴らしい制度の実現も多くの市民のみなさんとの共同の成果です。 私たちは、この制度の実現めざして、すでに実施していた大分県や茨城県に行って、事務の流れや医師会との関係などつぶさに調査して、こうすればできると県に実施を迫りました。県内の市町村へのアンケートも行いました。千葉県医師会の会長さんとも懇談して、「いっしょにがんばっていこう」とエールを交換しました。 こういう日本共産党の様々な取り組みと、新日本婦人の会や民医連などの署名運動をはじめとした市民のみなさんの中での世論の高まりが一つになって、ついに県政を動かし、制度のスタートを実現させました。 みなさん、日本共産党は、お金で動く政党ではありません。権力にすりよる政党でもありません。ただ一つ、日本共産党は、県民のみなさん方の要求から出発して、その実現のために力をつくす――これが日本共産党です。 日本共産党は、こういう政党だからこそ、県議会の中では少数派であっても、県民の大多数の要求と結びついたその主張は、力を持つことができるのではないでしょうか。 どうか、この日本共産党を大きくしていただきたいと思います。 ご一緒に、政治を変えて行こうではありませんか。 そのためにも、みなさん方の願いを、私、日本共産党の県議会議員、丸山慎一に託してくださいますよう最後に重ねてお願い申し上げまして、この場所からのお訴えとさせていただきます。 ご近所のみなさまには、ご協力、ありがとうございました。 |