入所者減り正規職員半減 袖ヶ浦福祉センターを訪問 （２００６年２月２２日）

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日本共産党の小松実（写真左）、丸山慎一（写真右）両県議は２月１７日、千葉県袖ヶ浦市にある県立知的障害児（者）施設「千葉県袖ヶ浦福祉センター」を訪問し、関係者から状況を聞きました。 　同センターは、県社会福祉事業団が県から受託して運営。４月から同事業団が指定管理者に指定される予定です。 　同センター役員の話などから、県の「施設から地域へ」の方針のもとで、２年間で１０２人の入所者が退所したこと、退所後の行き先は、自宅が３人、グループホームが６４人いる一方、別の施設へ移った人も３５人いたことがわかりました。 　事業団は「地域に移る一つの段階だ」と説明しました。 　同センターの入所者には器物破損などの激しい行動障害をもつ強度行動障害者もいて、個性や特徴を理解した、きめ細かい支援が必要だといいます。 　しかし、「入所者の減少」を受けて、同センターの中心である「更生園」では、正規職員が昨年度の１０７人から５６人に半減、臨時職員は１２人が４４人に増えました。 　非正規職員の待遇について、「勤務形態や内容は正規職員とまったく同じ」（同センター役員）ですが、年収は約３分の１だということも明らかになりました。 【しんぶん赤旗・浅野宝子記者】