日本共産党千葉県議団が県に 視覚障害者への選挙公報の 改善を求める申し入れ

（２００７年５月２９日）

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日本共産党千葉県議団（小松実団長）は５月２９日、視覚障害者への選挙公報の改善を求める要望書を堂本暁子知事に提出し、�@県議選で点字公報や音声テープを作成すること、�A参議院選挙では、点字公報が作成されていることを対象者に周知すること、�B未実施の市町村へ援助すること――を要望しました（申し入れ全文は別項に掲載）。 　千葉県では、県知事選挙と国政選挙では点字公報が作成されていますが、県議会議員選挙では実施されていません。先のいっせい地方選挙では市川市の視覚障害者から「市議選では点字や音声テープの公報が配布されているのに、なぜ県議選はないのか」との声が日本共産党に寄せられていました。 　日本共産党県議団は「すべての選挙で視覚障害者の大事な権利が守られるよう行政として特別の努力をつくすべきです」と指摘。県議選の際、点字の経歴を配布している埼玉県の事例などを示して、県議選での点字や音声テープの公報作成を要望しました。 　応対した松原延治総務部長は「作成に当たって間違いは許されず、９日間の選挙期間での作成配布という時間的な制約と候補者数の多さがあって、難しい面もあるが、具体的なことを研究させていただきたい」と述べました。 　また、７月の参院選の際、点字公報が作成・配布されていることを県広報紙「県民だより」に掲載するなど、視覚障害者や関係者に広く知らせ、活用を広げるよう求めたのにたいし、松原部長は「県民だよりでの周知は可能だと思う」と答えました。

視覚障害者への選挙公報の改善を求める申し入れ

千葉県知事　堂本暁子様 　　総務部長　　 松原延治様

２００７年５月２９日

日本共産党千葉県議会議員団

千葉県では、県知事選挙と国政選挙の際には点字公報を作成・配布していますが、県議会議員選挙では実施されていません。このため４月の一斉地方選挙では「市川市議選では視覚障害者のために点字での選挙公報や、テープを使った音声による公報が配布されるのに、なぜ県議会議員選挙では配布されないのか」との声もよせられています。 　有権者が選挙権をきちんと行使するうえで、選挙公報は欠かせないものであり、視覚障害者の方々の大事な権利を守るためにも、すべての選挙で点字公報が配布されるよう、行政が特別の努力をつくすべきだと考えます。また、中途で視覚を失った方々の中には点字が読めない方もおられることから、音声での公報も必要です。 　選挙権の確実な行使を保障する一環として、以下のことを要望します。

記

１、県議会議員選挙でも点字選挙公報や音声での公報ができるよう、体制を整えること。 　２、７月の参議院議員選挙では、点字公報が作成・配布されることを対象者に広く知らせ、活用を広げること。 　３、未実施の市町村が実施にふみだせるよう、援助すること。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上

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