労基署やハローワークを訪問し 深刻な雇用について懇談

（２００９年３月６日）

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千葉県の日本共産党議員が２月２０日、千葉労働局を訪れ、学校給食の調理業務をめぐって偽装請負の疑いが広がっている問題で懇談しました。 　学校給食は教育の一環であり、行政が責任を持って直営でやることが求められますが、多くの自治体で民間業者への業務委託が進められてきました。 　今日の懇談では、「調理施設や調理器具を契約もなしに無料で委託業者に使わせている」とか、「市の栄養士が直接業者の社員にたいして、『もっと細かく切って』『もっと温めて』などと指示している」など、法令違反の疑いがある事例が報告されました。 　これにたいして労働局側は「業務請負では、業務の独立性があること、機材・食材など業者に提供されているものについて個別の契約書があること、栄養士が直接調理士に指示をしてはならないこと、などが必要。個々の事案については情報をもとに適宜対処したい」と答えました。 　参加者からは、「この問題は、取り締まりを強化するだけでは解決しない。子どもたちにいいものを食べさせたいと思えば、市の栄養士は委託業者の調理士に細かく指示せざるを得なくなる」「解決するためには、自治体が学校給食を教育の一環として位置付け、それにふさわしく市の職員が責任を持って調理する直営方式に戻す以外にない」などの意見が出されました。 　懇談には、丸山慎一県議、高野とも・流山市議、岩井友子・船橋市議、桜井雅人・市川市議、日下みや子・柏市議、千久田祐子・野田市議、柏崎のり子・富里市議、植田進・八千代市議が参加しました。

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