２００９年版

町の薬屋さんは、いま大変です。
商店街の薬屋さんの思いをうかがいました。
「もうやっていけないかもしれない。４月から『登録販売者制度』って、薬剤師でなくても薬を売っていいことにしてしまった。
それでなくても、大手のドラッグストアがまわりに二つもできてしまって、こちらに来てくれる人が少なくなっている。
薬屋っていうのは、予防医療をになっていて、医療についての相談も受け、症状を聞いて薬を調合していた。これはすぐに医者に行った方がいい、なんてアドバイスもしてたんだ。
これは薬剤師じゃないとできない仕事だよ。なんでも規制を緩和すればいいってもんじゃないんだよね」
※登録販売者制度というのは、２００９年４月からスタートする制度で、薬局で働いた経験があれば、県の試験を受けて「登録販売者」としての資格を得ることができます。この資格で、ごく一部の薬を除き、薬の販売ができるようになります。ドラッグストアなどが待ち望んだ制度と言われています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（２月１５日・日）

ある日雇い派遣の若い女性の告発。
「以前の派遣会社では、自宅で資料整理をしなければならず、３時間の睡眠しか取れなかったが、残業代は月に１０００円。過酷な労働でうつ病にかかり、日雇い派遣に変わったが、いまは、毎日会社が変わり、その数は５０社になる。月収は１０万円程度。銚子や大原まで行かされることがあるが、交通費は出ない。夜中の２時に、明日の仕事の連絡が来ることもある」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（１月１５日・木）