「医師の指名料」
（２００２年１月２１日）

　「小泉さんにこのまま任せておいて、ホントに大丈夫なの？」――そんな声が徐々に大きくなっている感じです。
　でも小泉総理のやろうとしていることを見ると、それは当たり前。
　たとえば「医療改革」でも、今年の１０月から高齢者医療費を大幅に引き上げ、来年４月からはサラリーマンの医療費を１・５倍に。しかも、単に負担を増やすだけではなくて、「医師の指名料」などを取れるようにしようと言うのですから、ひどい話ですよね。
　病院に行ったら、「○○先生は２万円」「△△先生は３万円」などと書いてあって、患者がお医者さんを指名する。人気のある先生は高くなる。
　こんな何でも金しだいでいいわけないですよね。
　県政でも堂本知事は、「赤字で大変だから」と、７つある県立病院を統廃合で少なくしようとしています。でも、公立病院の問題を赤字か黒字かだけで判断していいのでしょうか。自治体がやっている病院だから、もうけ本位ではない患者の立場にたったやり方をするべきですよね。
　国でも、県でも、強いものやお金のあるものが守られて、弱い人やお金のない人は切り捨てられる――そんな世の中になったら、もうまっくらやみじゃあございませんか。