まるで予備校 （２００３年１２月８日）

突然ですが、これ、何だと思います？ 　現役合格目標値 　第一志望大学への合格率は５５％以上、 　国公立を含めた難関大学への合格者数は２００〜２２０人 　誰が見ても、予備校の広告ですよね。 　ところが、なんと、県立船橋高校が出している文書なんです。 　いま千葉県では、学校の先生に、どの学校で勤務したいかという希望をとっていて、そのために先生向けに、それぞれの高校が自分の高校をアピールしているのですが、その文書の一部がこれです。 　ほんとにあきれたものです。 　ある高校では、「遅刻者を３分の１以下にします」なんていうのが目標になっていて、県立高校が明らかにランク付けされているのです。 　これでは子どもたちは、たまったものではありません。 　今度の高校再編計画では、千葉高校に県立中学校を併設して中高一貫教育をすすめることが盛り込まれていますが、マスコミなどでも「エリート教育の推進」と言われています。 　千葉高校の東大進学率が下がっているからやったんだ、なんていうウワサまで流れています。 　千葉県の教育が、これでいいんでしょうか。 　県立高校は、いまこそ教育の原点に立ち返り、受験目当てではなく、「少人数学級でみんながわかる授業」や「高校全入制」など、抜本的な改革こそ求められていると思うのですが…。

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