目くらましのネーミング
堂本知事の補正予算
（２００５年７月１８日）

　「カムカム歯ッピー・スクスクちばっ子事業」
　「まっ白い広場（プレーパーク）づくりモデル事業」
　「あなたに合わせた支援事業全県普及事業」

　これらはすべて、今年度からスタートする堂本知事の新規事業です。
　どう思います、この名前？

　まあ、名前なんてどうでもいいと言えば、そのとおりですが、こういう、いかにも奇をてらったものが堂本知事には多すぎます。
　「福祉力」と書いて「ちから」と読ませたり、「自主力」と書いて「みんなのちから」と読ませたり…。

　しかも事業の中身は、年間２００万円とか３００万円の予算で、何人かに集まってもらってアイデアを出してもらう、などというものが多く、これが県のやることだろうか、と疑問に感じます。

　その一方で、一番肝心な福祉や教育そのものの予算は削りに削る。

　｢私立学校への助成金｣は、高校生一人当たり約２８万円。全国平均より３万円も少なく、全国４５番目の低さです。
　難病の子どもさんの医療費助成は、昨年度１５億円も予算があったのに、事業廃止でいきなりゼロにしてしまいました。

　しかしその一方で、銚子連絡道路や北千葉道路などの幹線道路建設費は、７６億円。去年より１４億円も増やす大盤振る舞い。
　これじゃあ、目先は変わっても、中身は自民党県政と瓜二つです。

　あっ、そういえば、今度の議会最終日の総括討論では、自民党だけが議案への「賛成」討論をやっていましたから、どんなに知事選挙でたたかっているように見えても、やっぱり、心は通じ合っているんですね、きっと…。

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