国が大増税を強行しようとしているときなのに
千葉県も庶民増税を計画

(2005年10月16日)


 「サラリーマンだけじゃなく、自営業者も増税になるんだから、サラリーマン増税ではない」――なんだか、頭がクラクラしてきて、いくら考えても、意味がわかりません。

 ところが、こんなひどい大増税計画に、堂本知事はただの一言の文句もいわず、それどころが、堂本知事自身も庶民増税を強行しようとしています。

 その名は、「みどり新税」。
 森林の保全などを名目にして、県民から新たに10億円もの税金を取ろうという計画です。

 もちろん森林を守っていくことは必要ですが、その財源を新たに県民に負担させるというのはスジ違い。県民のいまの苦しい暮らしがわかっていれば、けっしてできることではありません。

 知事がいま計画している「みどり新税」は、私たちが納めている県民税の均等割(年に県民一人あたり一律1000円)を増やそうというもので、増税額は年間10億円、240万人前後が増税になる予定です。

 知事は、増税の対象は「個人県民税」だけではなく、企業が納める「法人県民税」の均等割も増やす予定だと言いますが、企業の増税額は年間2億円程度です。

 これを見ただけでも、誰に背を向け、誰に甘いか、知事の姿勢がわかります。
 国の政治がひどいときだからこそ、県がそれに立ち向かうのか、国と一緒になって県民をいじめるのか、いま、真剣に問われています。
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