「本当は、あなたと同じなのよ」 （２００６年４月４日）

今回は、まず、みなさんにクイズです。 　「『本当はあなたと同じなのよ』と自民党に言いたい」――こう言ったのは、さて、誰でしょう？ 　答えは、もうおわかりですね。 　そうです、堂本暁子千葉県知事。 　３月２５日に自民党県連の大会が開かれましたが、この大会に、堂本知事が出席。就任以来、初めての自民党大会への出席ですが、知事は「県議会最大会派の自民党と一緒に千葉県の持続的な発展、６００万県民の幸せ、真の地方自治実現のため全力で取り組みたい」とあいさつしたそうです。 　そして、問題はこのあとです。 　あいさつが終わったあと記者団から「自民党と知事の政策の違いは？」と聞かれて、知事は「ほとんど共通する。こちらが誤解されていることはあると思うが、『本当は、あなたと同じなのよ』と自民党に言いたい」と述べたそうです（３月２６日付「読売」）。 　まあ、大企業に奉仕することを信条に県政を運営している知事ですから、言われなくても自民党と同じだということは、わかってます。 　自民党だって、予算も決算もすべて知事に賛成してます。でも「野党宣言」をした手前、知事に、難癖をつけることがしばしば…。 　そんな自民党に「わかってよ」と媚びるような知事を、みなさんは、どう思いますか？

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