「愛は、法律で強制できない」 （２００６年６月２９日）

「おい、お前！　俺を愛さなかったら法律違反だぞ！」 　――なんて言われたら、誰でも怒っちゃいますけど、いま、国がやろうとしている教育基本法の改悪は、国家の側が、国家を愛することを国民に法律で強制する、っていうことですから、「愛さなかったら、法律違反」ていうのと、たいした違いはありません。 　でも、やっぱり、これは、いまの国家が、法律で強制しなければ国民に愛してもらえない、っていうことですよね。 　ここに一番の問題がある。 　国民が「平和って、いいよね」って語り合ってるそのときに、国家が軍隊を持って戦争をしようとする。 　「いまの医療費でさえ高すぎるんだよ」と国民が怒っているのに、さらに国家が引き上げて医者にかかれなくしてしまう。 　「田んぼって、きれいだよね。残しておきたいね」っていう国民がたくさんいるのに、どんどんつぶしてコンクリートにしてしまう。 　こんなことをやっていて、国民に愛してもらえるはずがありません。 　だからこそ、国民に愛される国をつくりたい。 　そのために、がんばらなければ！

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