“聞いてびっくり”
（２００８年１０月３０日）

ミスター・エックス氏の「県議会傍聴記」
さらに磨きがかかった切り口鋭い「裏話」をどうぞ…

　（その１）
　毎年毎年、国民が納めた血税のうちから３００億円余を、日本共産党以外のすべての政党が寄ってたかって山分けする「政党助成金」。思想信条の自由を侵す憲法違反であり、政党を堕落させる麻薬のようなこの助成金を廃止せよ、と国に求める意見書を共産党が提出した。結果は、自民、民主、公明が反対して否決。

　ところで４月に旗揚げした４人の新会派「市民ネット・社民・無所属」（略称「市社無・ししゃむ」）はと見ると、３人が賛成、１人が反対と割れた。憲法にかかわる基本問題で賛否反対の議員が、一つ屋根の下で同一会派を構成できる、この異常。

　（その２）
　三番瀬をラムサール条約に登録する、登録すると言いながら、ずるずると引き延ばしてきた堂本知事。ついに知事の任期が切れてしまうではないか、と本会議で指摘された途端、質問者に向かって、私が次の知事選挙に出馬しないなどとどうしてわかるのか、と怒気を含んで逆質問してしまった。

　本会議質問とは、議員が県執行部に質問するのであって、執行部が議員に質問を始めたらそれこそ事件だ。ましてや“私はキレた”と言わんばかりの怒気まじりの逆質問とあれば、何をかいわんやである。

　議会側から注意を受けて知事は、最終日、不適切な発言だったと撤回したが、ハッハッハと笑いながらの「陳謝」は、まるで「いったいどこが不適切なの？」と、又もや逆質問している態のものだった

【ちば民報「県議会傍聴席」より】

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