船橋市芝山地域での街頭からの訴え
（５分間演説）

（２０１０年５月５日）

　５月５日、７丁目まである船橋市芝山地域で、各丁目ごとに７カ所、宣伝カーで街頭から訴えました。

　この宣伝は、日本共産党芝山支部主催で、支部のメンバーや渡辺ゆう子市議も参加しました。また、芝山地域在住で自治会役員などもやっている山本和宏・元船橋市議も参加し、マイクを持って呼びかけました（右の写真右）。

　１カ所５分ほどの訴えでしたが、内容は以下の通りです。

　また、渡辺ゆう子市議（写真左）は、「船橋市で国民健康保険料が一人９５００円も上がりました。これは、国が国保へのお金を削ってきた結果です」と告発しました。

　家から出てきて、最初から最後まで聞いてくれた女性は、「もう、民主党はダメだ。こんどは、日本共産党に入れます」と話してくれました。

　「いつも、山本さん（元市議）にはお世話になっています。ぜひ頑張ってください」という女性もいて、日ごろの生活相談活動での結びつきを感じました。

〔５分間演説の内容は以下の通りです〕

　芝山のみなさん、日本共産党の丸山慎一です。
　
　昨年の８月に、私たち国民の力で自民党政権を終わりにさせることができました。
　ところが、そのあとを受けた民主党の鳩山内閣は、たった半年で、国民の支持が急落しています。

　これは、政治とカネの問題だけではなく、やろうとしている政治の中身が、国民の期待に反するものであることが明らかになった結果です。

　鳩山総理は昨日、普天間基地の問題で、基地の県内たらいまわしを受け入れるよう説得するために沖縄県に行きました。しかし、先月、沖縄では９万人もが集まって、県内移設に反対する決起大会が開かれました。一部の部隊の移設先とされている鹿児島県の徳之島でも、１万５０００人の反対集会が開かれています。

　県民も、国民も、その反対の意思は、すでにはっきりと示されています。
　いまこそ、この意思に従って、アメリカを説得すべきではないでしょうか。

　ところが、逆に、アメリカの意向に沿って、国民の説得に走りまわる。これでは、どこの政府かと言われても仕方がありません。

　普天間基地は、危険な基地だからこそ、移設することになりました。その危険な基地を受け入れる地域があるはずがありません。
　危険な基地は無条件で撤去してもらう――これ以外に解決策はありません。

　日本共産党は、国民のみなさんの立場に立って、正面からアメリカに交渉していくために、力をつくしたいと思います。

　民主党政権は、後期高齢者医療制度の廃止も先送りしてしまいました。
　７５歳の年齢で差別して、高い保険料をとりながら安上がりの医療しか受けさせないようにしてしまう。この制度を丸３年も存続させることを決めてしまったのが民主党政権です。

　財源の問題でも、ついに消費税の増税を口にしはじめました。

　国民の生活を支える予算の財源を、増税で国民の懐から奪ってくる。こうした国民の暮らしの中でやりくりするようなやり方では、国民生活は支えられません。

　日本共産党は、福祉や医療、教育の財源は、国民生活の外からつくりだしてくることを提案しています。

　その大きな柱の一つが、大企業がため込んでいる莫大なもうけです。

　私たち国民は、こんなに深刻な生活をしているのに、日本の大企業は、安上がりの派遣労働者を働かせ、下請けを買いたたき、政府から減税の恩恵まで受けて、もうけを増やしています。

　その大企業などのため込まれたもうけの総額は、なんと４００兆円にも達しています。

　この一部を税金として出してもらえば、暮らしを支える財源を生み出すことができます。
　また、ほんの数パーセントを取り崩しただけで、雇用を大きく増やすことも可能になります。

　すべての派遣労働者を正社員にして、正社員が当たり前の社会をつくり、正社員もきちんと休みがとれるような働き方ができるようになります。

　世界第２位の経済力が大企業にだけため込まれるような社会の仕組みを切り替えて、私たちの暮らしに活用できれば、豊かな暮らしをすることができます。

　夏の参議院選挙では、民主党の限界を乗り越えて、日本の政治をさらに前へ進めていこうではありませんか。

　比例代表では日本共産党、選挙区では斉藤和子に、みなさんの願いを託してくださいますよう心よりお願いいたしまして、この場所での訴えとさせていただきます。

　どうもありがとうございました。

２０１０年５月５日
日本共産党千葉県議会議員
丸山慎一

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