県老人クラブ連合会会長と懇談 「平和を一番大切にしたい」

（２００７年５月２６日）

ニューストピックスのページ戻る〉〉 日誌のページに戻る〉〉 表紙のページに戻る〉〉

日本共産党の谷川智行参院比例候補、浅野ふみ子参院千葉選挙区候補、丸山慎一県議は、千葉県老人クラブ連合会の野老三佐雄（ところ・みさお）会長と懇談しました。 　丸山　野老さんから以前、「共産党でも自民党でも来るものは誰でも拒まないよ」と言われていましたが、今回の懇談が実現し、うれしく思っています。老人クラブはどんな活動をされていますか。 　野老　全国で８２７万人、千葉県では約１８万人が約３７００のクラブで活動しています。グラウンドゴルフ、ペタンクや碁、将棋の大会を開いて仲間づくりをすすめています。ほかには一人暮らしや体の弱い人への訪問活動などボランティア活動もしていて、質量ともに日本一だと思っています。老人クラブはそもそも友愛の精神でボランティア活動を行うことを柱の一つにしています。丸山さんは老人クラブへの県の補助金が減らされたとき議会で取り上げ発言してくれました。 　丸山　県予算の全体から見れば、高齢者のためにがんばっている老人クラブへの補助金はほんのちょっとのお金です。大型開発などに、その何百倍も無駄遣いをしているわけですから。 　野老　私たち高年者の願いは四つあります。一つは高年者にたいする尊厳の保持です。苦労してきた高年者が尊厳を保てるようにしてほしい。二つめは高年者への福祉、介護保険の充実です。三つめは受け取る年金額を下げられては困るということです。四つめが低所得者の負担の軽減です。 　谷川　昨年以降、お金が払えなくて病気の治療が続けられないという高齢の患者さんが一気に増えました。治療費の負担が１・５倍や３倍に引き上げられたことが一番の原因です。住民税増税の影響も見逃せません。千葉県では山武地域で病院の診療科の廃止・縮小など地域医療の崩壊がすすみ大変な問題になっています。 　野老　医師が足りないことが原因にあると思います。 　丸山　山武地域では受け入れ先がなく救急車で房総半島を横切って浦安まで運ばれた人も出ていて、とんでもない状況です。住民に医療を提供する体制が必要ですよね。 　浅野　一生懸命がんばってこられたお年寄りを支えて、誰にもみとられずに亡くなることのないよう、世代を超えたネットワークをつくらなければいけないし、行政による支えがもっと必要です。 　野老　高年者もみな切実にそう思っていますよ。 　谷川　野老さんは戦後シベリアに送られたご経験があるとお聞きしました。私の祖父もシベリアに送られ、とうとう戻ってくることはありませんでした。当時はどのように過ごされていたのですか。 　野老　肺活量が通常の半分しかないため兵役からはずされていたのですが、戦況の悪化にともなって、陸軍の補充兵として召集されて千島列島の占守（シュムシュ）島で終戦をむかえました。ソ連軍に連行され、シベリアからさらに北極に近い場所に約四年いました。そこでは日本語に訳されたマルクスの文献を読んで、ほかの日本軍兵士に教える仕事をさせられました。それがきっかけで私は今でも唯物論者ですし、神様や仏様も大事にはしますが、無神論者です。 　浅野　戦争経験がある方が心から平和を願い自分の孫、子の代に絶対経験させたくないとがんばっておられるのを見るたびに非常に勇気づけられます。 　野老　平和を一番大切にしたい。小さな火種が戦争につながります。憲法九条が守られるのが一番いいと思っています。私は自民党やほかの政党の人にも戦争はいやだと言っています。 　谷川　今回の懇談で老人クラブのみなさんと力を合わせていくことができると確信できました。これからもよろしくお願いします。 ※写真右から谷川候補、浅野候補、野老会長

ニューストピックスのページ戻る〉〉 日誌のページに戻る〉〉 表紙のページに戻る〉〉