千葉・習志野基地にＰＡＣ３配備強行 日本共産党などが抗議

（２００７年１１月３０日）

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弾道ミサイルを地上で迎撃する地対空誘導弾パトリオットミサイル（ＰＡＣ３）の発射装置が１１月２９日、航空自衛隊習志野分屯基地（千葉県）に配備されました。３月の空自入間基地（埼玉県）に続き２カ所目で、来年１月までに、レーダーや管制装置など構成するすべての機材が搬入されます。 　防衛省は、今年度中に武山（神奈川県）、霞ヶ浦（茨城県）の各分屯基地に配備する計画。 　１１月２９日未明に千葉県の船橋・習志野・八千代３市に囲まれる自衛隊習志野基地に新型パトリオットミサイル（ＰＡC３）が搬入された問題で、県平和委員会や日本共産党の丸山慎一千葉県議、西部地区委員会と船橋・習志野・八千代各市議団は、周辺住民らとともに１１月２９日午前、同基地を訪れ、ミサイルの配備に抗議し撤去を求める石破茂防衛大臣あての抗議文などを提出（右上の写真）。基地正門前で抗議集会を持ちました（左の写真）。 　平和委員会は「ＰＡＣ３配備は、米本土防衛のためのミサイル防衛構想に日本を組み込むものであり、これまでの政府見解にてらしても、明確な集団的自衛権行使に当たるもので、憲法上許されない」と指摘。基地側が、搬入に際しては「具体的な日時確定後、早期にお知らせする」との約束を破り、住民にまったく知らせず、抜き打ち的に搬入したことに厳しく抗議し、速やかな撤去を要求しています。 　丸山県議らは、同基地前での抗議行動に続き、ＪＲ津田沼駅前で宣伝（右下の写真）、多くの人たちがビラを受け取り、「えっ、こんなことがやられたの」などと驚く人もいました。 【しんぶん赤旗・淀裕一記者】

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