新京成が夜間の駅無人化を実施 日本共産党などが撤回を要請

（２００７年１２月４日）

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《新京成電鉄の駅夜間無人化計画の内容》

【実施駅】 　　　　　　　　　　　　１２月１日から「前原」「松戸新田」で実施 　　　　　　　　　　　　来年度の予定は「習志野」「三咲」「上本郷」 　　　　　　　　　　　　再来年度は「高根木戸」「滝不動」「初富」「北初富」「みのり台」 　　　　　　　　　　　【実施時間】 　　　　　　　　　　　　夜１０時から朝７時まで無人 　　　　　　　　　　　　それ以外の時間は退職者の案内係を配置

日本共産党の丸山慎一県議や船橋市議団、沿線住民らは１１月３０日、新京成線前原駅無人化問題や三咲駅などのバリアフリー化を求めて、新京成電鉄本社で交渉しました。 　同社側は、１１月２８日の松戸市民らの交渉での追及や多くの利用者からの疑問や批判の声を受け、この日冒頭の説明で、「おしかりの声も受けている」「(機械の対応は)人間に及ばない部分もある」「結果的には周知が足りなかったのかなと反省」などと述べ、同社ホームページや広報誌にできるだけ早く掲載する考えを示しました。 　丸山県議は「本当に反省しているなら実施は延期すべきだ」と強く迫りました。参加者からも「ホームからの転落事故に誰も気づかなかったらどうするのか」「腕の先しか動かないため電動車いすを利用している友人は、駅員がいなければ利用できない」「一人で外出できる元気な高齢者でも、機械操作がわからなくなることもある」など、疑問や批判の声が次々と出されました。 　同社側は「(転落事故について)駅員がいても事務室にいればわからないのは同じ」「緊急ボタンを押せば電車は急停止するので利用してほしい」「インターホンを利用できない車椅子の方は、遠隔操作で改札を開けるので、下車駅で対応する」などと、実情を無視した無責任な回答に終始しました。 　丸山県議は「安全性や利便性、周知の不徹底など、問題点がいっそう明らかになった。無人化計画はやはり再考すべきです」と語りました。 【しんぶん赤旗・淀裕一記者】

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