「蟹工船」企画の宣伝で 広がる若者との対話

（２００８年９月１２日）

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日本共産党千葉県西部地区委員会は９月１２日、船橋のジョブカフェ前（ＪＲ船橋駅南口連絡通路）で「１０・５青年集会」と「９・２１若者のつどい」へのお誘い宣伝をおこないました。斉藤和子党県青年学生部長や丸山慎一県議も参加をよびかけました（右の写真）。 　「蟹工船って知ってますか」とのシール投票に、２３歳の女性さんが足をとめ、「知っている」に貼りました。 　「読んだことありますか」ときくと、「読んだことはないけど、ネットで見ました。いま蟹工船がブームって聞きましたよ。共産党員も増えてるんですよね」と話し始めました。「臨時採用の公務員として働いているんです。給料は安いし、とても自立できない…。若者が自立できない社会なんておかしいですよね」と話してくれました。 　「いま一番関心をもっている社会問題は、貧困と格差。今の政治は絶対おかしいと思います。 （建物の方向を指さして）ジョブカフェがあったって根本的な解決にはならないし、非正規雇用を増やして私服を肥やしてる大企業や政治家は許せない。声を上げていくことって大事ですよね」と対話がはずみました。 　「いまＴＶでやっている自民党の総裁選はどう思う」と聞くと、「茶番ですよね」ときっぱり。「自民党は、昨年の参院選で最低賃金を１０００円にあげるとかなんとか言ってたけど、総裁選で誰も言ってない。私たちの生活のことなんて何もわかっていないんですよ」と、怒りが湧き出していました。 　そして、話題がいきなり社会主義に。「学校で社会主義は悪いものって教わっていたけど、共産党はどう考えているんですか」と質問が出され、「『資本主義はもう限界』というテーマで、志位さんがインタビューされる時代。投機マネーや地球環境問題、貧困など、資本主義以外の社会システムを模索する動きが広がっている。いま南米などでは、ソ連とは違う社会主義をめざしている」と話すと、「そうですよね。ソ連や北朝鮮とは違う社会なんですよね。私も、お金もうけだけを追及する社会じゃなくて、人に優しい社会になってほしいって思うんです。最近、自分の考え方が『アカ』っぽくなってきたのかなって思うけど(笑)、資本主義を乗り越えて、お金もうけより大切なものがあるって考えると頭がスッキリするんです」とも話してくれました。 　さらに、「こんな話を周りの人たちとは、なかなかできないけど、今日話せて嬉しい。すごくスッキリしました。こういう活動してる人たちがいるってスゴイことだと思います。民青同盟への加盟も考えたい」とパンフを持ち帰りました。

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