庶民には９兆円も増税するのに 大企業には１０兆円もの減税が

（２０１１年１０月８日）

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こんなバカな話があるでしょうか。 　民主党政権が「復興増税」の内容を決めましたが、庶民には１０年間で９兆円もの増税を背負わせるその一方で、大企業などの法人税は、１０年間で１０兆円も減税してあげようというものです。 　私たちが「復興のため」と思って一所懸命に増税分を支払っても、そのお金が復興にではなく、大企業減税の穴埋めとして消えてしまうわけですから、腹が立ちます。 　政府は、「企業にもご負担を願っている」などと言っていますが、法人税の「負担」というのは、いったん減税したあと、そのうちの一部を付加金として返してもらうというもので、差し引き減税です。 　しかも、私たちへの増税は１０年間続くのに、法人税の付加金は３年で終わり。４年後からは、実効税率５％もの恒久減税が丸ごと実施されます。 　さらに、「社会保障のため」という口実で２０１５年ごろから消費税が１０％に引き上げられようとしているわけで、暮らしはもうめちゃくちゃです。消費が冷え込んで経済にも大打撃を与えることは間違いありません。 　「理不尽」という言葉は、こんなときのためにあるのだと思います。 絶対に食い止めなくては、いま、その思いでいっぱいです。

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