政務調査費への態度に 政党の本音が見えた

（２０１１年１１月３０日）

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この人たちの頭のなかには、「県民の税金だから大切に使わないといけない」なんていう考えはみじんもないんだ、と痛感しました。それは、政務調査費についての議論の場です。 　「政務調査費」というのは、議員が報酬以外に調査活動費として税金から支給を受けているお金で、千葉県議会の場合、年間一人分で４８０万円にもなります。 　これだけのお金が、ちゃんと県民のための調査に使われているのかどうか、明らかにするのは当然のことです。そのために、領収書はすべて公開されており、何に使ったかも明らかにしなければならなくなっています。 　ちなみに日本共産党千葉県議団は、県政報告ビラの作成費、団事務局員の人件費、県外視察の経費などに使っており、すべて公表しています。 　ところが議論の中で自民党の議員は「手続きが面倒。もっと使いやすくしてくれ」と露骨に手続きの簡素化を求め、民主党は「海外視察のときの飛行機は、エコノミーではなく、（より高級な）ビジネスクラスを使えるようにしてほしい」、みんなの党にいたっては「自分たちは議員報酬の２割削減を主張しているので、政務調査費は２割増額してほしい」と主張。 　「自ら身を削るべきだ」などといって議員定数を削ろうとしている政党の本音が見えました。

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