すべての原発が停止したいま
原発からの撤退を決断すべき

（２０１２年６月３日）

　５月５日にすべての原発が停止しました。

　それでも、野田総理は原発にしがみついています。５月１７日のＮＨＫのテレビ番組では、「突然の停電を回避するために、大飯原発の再稼働を決断したい」と発言し波紋が広がっています。

しかし、福島第一原発の事故の原因究明もまだ終わっておらず、全国の原発所在地での避難計画作成もまだこれから。原発を規制する組織もできていません。

　これで、よく「安全は確保されている」などと言えるものです。

　しかも野田総理は「停電するぞ」と国民を脅かしていますが、経済産業省は、夏の関西電力の節電目標を、２０％から１５％に引き下げることを決めています。他の電力会社から融通してもらえば、この程度で乗り切れるということです。

　一方で、原発なければ停電だと脅かしながら、その一方で、節電はそれほどしなくても大丈夫と目標を引き下げる。

　この政府は、もはや、自分で何をやっているのかもわからなくなっているのではないでしょうか。こういう政治は、一刻も早く終わりにさせなければ、国民はますます不幸になります。

　そのために、がんばります。

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