国民に背を向けた政権に
国民の反撃が力強く広がっている

（２０１２年６月１７日）

　本当にこの政権は、いったい、どうなっているのでしょうか。

　自民党、公明党と結託して、国民の目から見えないヤミ談合で、消費税の増税を合意してしまいました。

　３党の確認文書では、最低保障年金の創設は棚上げ、後期高齢者医療制度の廃止も削除。ほんのちょっぴり、金持ち増税として盛り込まれていた所得５０００万円以上の人への５％の増税（最高税率４５％への引き上げ）も、なくしてしまいました。

　庶民から奪い、お金持ちにみつぐ封建領主のようなやり方です。

　原発の再稼働でも、安全性は不十分だとみずから認めているのに、「経済界の要請だ」として、国民の反対を押し切って、再稼働を決めてしまいました。

　「経済界」という名の大企業の利益を最優先に、口先だけは「国民のため」などと言いながら、この総理の頭の中には、国民の「こ」の字もありません。

　「こんな政治をなんとかしたい！」――それが大多数の国民の思いです。

　６月１日の志位委員長の演説会に参加した人が、「なんで、行ったのかって？　いままで自民党を応援してきたけど、あんまりひどいので、前回は民主党に入れた。でも、裏切られたから、もう共産党しかないかと思って」と話してくれました。

　雨宿りのつもりで演説会の会場に入った青年は、「民主党に入れたけど、いまは反省している。今日の話は面白かった。共産党に期待してます」と語っています。

　大激動、大変革の予感を、力のかぎり、たぐり寄せたいと思います。

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