やはり原発がなくても 夏の電気は足りていた

（２０１２年９月１３日）

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結局、原発がなくても電気は足りていました。 　この夏、昨年とは比較にならないような猛暑が続きました。それでも、節電の努力も広がって、電気が不足するような事態は起こりませんでした。「原発なしでもやっていける」―政府はこの事実をきちんと認めるべきです。 　５月に日本国中のすべての原発が運転停止に追い込まれてから、政府は再稼働に躍起になっていました。「夏が乗り切れない」と言って国民を脅すことまでやりました。 　「電気が足りなくなるという政府の推計は、原発を再稼働するための過大な見積もりだ」との国民のまっとうな批判を振り切って、７月に原発の再稼働を強行しました。 　「原発の安全が不十分でも、夏を乗り切るために再稼働を容認する」とした橋本大阪市長も「共犯」のようなものです。 　しかし、その後の事実が、国民の側の主張の正しさを見事に証明しました。 　いま、政府の取るべき道は、すべての原発を速やかに停止して、撤退を決断することです。それ以外にありません。

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