千葉県の福祉最低記録がまた更新 １２年連続になってしまいました

（２０１３年２月２７日）

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都道府県のなかで、県民一人あたり、福祉に使っているお金が一番少ない県――千葉県の最悪のこの記録が今年も更新され、なんと１２年連続になってしまいました。 　先日発表された国の統計では、２０１０年度、千葉県の一人当たりの福祉のお金は約１４万円。１位の高知県は２４万４千円で大きな開きがあります。千葉県の財政力指数は都道府県で４位となっており全国有数の豊かな県ですから、言い訳はできません。 　なぜ、こんな歪んだ姿になってしまったのでしょうか。 　その最大の要因は、巨大開発の無駄遣いです。 　巨大開発は、「こんなに利用されますよ」と過大な予測を無理やり立てて、虚構の必要性をでっち上げて建設するため、完成するとそのウソがばれます。 　もともと必要もないのに作ったものが使われるはずもなく、採算が取れずに赤字になります。 　千葉市にある幕張メッセは県立の巨大な展示場ですが、毎年赤字で、その穴埋めに２２年間で３６４億円（千葉県２３６億円・千葉市１２８億円）もの税金が使われてきました。 　もしこのお金を特養ホームの建設にあてれば９０００人分（現在の千葉県の補助単価定員一人あたり４００万円で計算）つくれます。保育所なら７０００人分（定員１００人の保育所の建設費を５億円で計算）建設できます。 　しかも仕事は中小企業に発注されます。 　水が余っているのに八ツ場ダムを造る。車が通らないのに高速道路を造る。工場が来ないのに工業団地を造成する。もう、こんなでたらめとは縁を切るべきです。 　明るい会の三輪定宣さんを知事に押し上げて、豊かな財政力が福祉や暮らしに使われるまっとうな千葉県をつくりましょう。

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