学校給食の民間委託 偽装請負の改善求めて千葉労働局を訪問
（２０１０年４月１６日）
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千葉県食文化研究会（雨宮正子会長）は１６日、学校給食の調理業務をめぐる偽装請負について、千葉労働局（右の写真）を訪れて実態を告発し改善を求めました。 　日本共産党の丸山慎一県議と宮城登美子鎌ヶ谷市議が同席しました。 　雨宮会長は、「千葉県内の学校給食は、４５％の市町村が民間委託であり全国一の委託率になっている。その上、現場では偽装請負が横行しており、給食の質が下がっている。ぜひ、労働行政の立場からも改善を指導してほしい」と話し、指導強化を求めました。 　また、一部の市では、市の栄養士が委託先の調理員に業務指示を出している行為について、「昨年４月７日に千葉労働局が県教育庁に通知した文書で認められている」などとしていることも伝え、労働局の見解をただしました。 　対応した監督課の職員は、「文書は、給食調理を請負業者に委託する場合、法に抵触しないよう求めたもの。請負業者は自らの責任で、発注者から独立して業務を行わなければならないとされており、もし、市の栄養士が現場で指揮しているとしたら問題だ」と述べました。 　食文化研究会では、直接、給食業務にかかわっている県教育庁に対しても、５月に、抜本的な改善を求めて要請を行う予定です。
〔過去の学校給食関連ニュース〕
２０１０年３月６日	給食調理の偽装請負で労働局に要請
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