日本共産党千葉県議団が 東日本大震災で知事に緊急申し入れ

（２０１１年３月１６日）

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日本共産党千葉県議団は３月１５日、東日本大震災で森田健作知事に緊急の申し入れを行いました。 　申し入れ全文は以下の通りです。

東日本大震災への緊急対応の申し入れ

千葉県知事　森田健作　様

２０１１年３月１５日 日本共産党千葉県委員会 日本共産党千葉県議会議員団

今月１１日に発生した東日本大震災の被害は未曽有の規模で広範囲に及んでおり、状況の掌握がすすむにつれて、さらに被害は広がるものと思われます。また、今回の地震によって、東京電力福島第一原子力発電所では、相次いで爆発・火災が起こり、放射能漏えいが拡がり、大惨事が起こりうる最悪の事態となっています。 　千葉県内でも、旭市での津波被害などで１５人が犠牲となり、７人が行方不明です。いまも１２００人を超える人が避難所生活を余儀なくされています。人的被害に加え、京葉コンビナート火災、土地の液状化、建物損壊、道路通行止め、断水なども発生しています。さらに、東電の「計画停電」によって、交通機関などが大混乱しています。 　こうした深刻な被害のもとで、日本共産党は救援活動に全力をあげています。千葉県としても、被災者の救助・救援に力を尽くすことが求められています。そこで、緊急に以下の事項を申し入れます。 １．東北地方などの被災者救援のため、総力をあげること。 　�@国及び関係機関と連携して、必要な人的支援、物資の支援を行なうこと。 　�A住宅を失った被災者に対して、県営住宅の提供など受け入れ体制を準備すること。 ２．県内被災者救援に全力をあげること。 　�@住宅を失った被災者に対して、市町村とも協力して、仮設住宅建設や公営住宅の提供を行なうこと。 　�A水道などライフラインを一刻も早く復旧させること。 　�B「計画停電」に関する正確で的確な情報を提供するよう東電に強く求めるとともに、県としても、市町村と協力して周知・徹底に努めること。 　�Cコンビナートの安全調査を行なうこと。 　�D県民への震災に関する適切な情報を提供するため、現在の県ホームページを充実するとともに、ホームページを利用できない方への情報提供に努めること。 ３．東京電力福島第一原子力発電所事故への対応に万全を期すこと。 　�@東電および国に対して、最悪の事態を避けるためのあらゆる手立てを講じるよう強く申し入れること。 　�A国が直接事態を掌握し、随時、すみやかに正確な事実を公表するよう要求すること。 　�B経済産業省から独立した原子力安全委員会に権限を集中し、原発事故への対応と指揮をとらせるよう、政府に求めること。 　�C県内の放射能レベルの測定体制を強化し、結果の広報、周知に努めること。 　�D県として、最悪の事態に備えるため、県民に被害が及ばないよう原発問題の専門家を含めて対策を検討すること。

以上

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