自民県議の日本共産党への中傷に 千葉県議団が議事録削除を申し入れ

（２０１１年６月２９日）

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日本共産党千葉県議団は６月２８日、同日の千葉県議会一般質問で自民党の斉藤守議員が全国一斉学力テスト問題を取り上げ「事実に反する言辞によって党の名誉を著しく傷つけた」として、議事録からの削除と同議員の謝罪を求める申し入れを伊藤和男議長に行いました。 （申し入れ全文は下に掲載） 　同議員は、教師らが公務執行妨害などの罪に問われた「旭川学力テスト事件」に触れ、「日本共産党などの実力行使により」などと発言し、日本共産党の組織的関与で暴力事件が起こり、テストが取りやめになったかのように類推させる発言をしました。 　申し入れでは、「旭川学力テスト事件」について、「わが党が学力テストを違法な方法で阻止した事実は一切ない」「同事件の最高裁判決（１９７６年）においても、わが党の関与を示す内容はどこにも示されていない」と強く抗議。 　「県議会での発言は、いかなる場合でも事実にもとづくものでなければならず、公党への根拠のない誹謗中傷は断じて許されない。言論の府としての県議会の品位と良識をも著しく汚すもの」と厳しく批判しました。 〔しんぶん赤旗・浅野宝子通信員〕

議事録削除と謝罪を求める申し入れ

千葉県議会議長　伊藤和男　様

２０１１年６月２８日 日本共産党千葉県議会議員団

本日の本会議において、自民党斉藤守議員が全国一斉学力テストの問題で、事実に反する言辞によって、日本共産党の名誉を著しく傷つけたことは極めて重大である。 　斉藤守議員は、旭川学力テスト事件に触れ、「日本共産党などの実力行使により」などと発言した。 　日本共産党が、あたかも組織的に関与し、暴力的行為に及んだかのように類推させる言辞は極めて不穏当である。わが党が学力テストを違法な方法で阻止した事実は一切ない。 旭川学力テスト事件の最高裁判決（１９７６年）においても、わが党の関与を示す内容などはどこにも示されていない。 　県議会での発言は、いかなる場合でも、事実にもとづくものでなければならず、公党への根拠のない誹謗中傷は断じて許されるものではない。斉藤守議員の発言は、言論の府としての県議会の品位と良識をも著しく汚すものと言わざるを得ない。 　よって、わが党は該当部分の会議録からの削除ならびに斉藤守議員の謝罪を強く求めるものである。

以上

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