千葉県議会健康福祉常任委員会 当局が特養ホーム建設補助金について 「増額維持を前向きに検討」と答弁 丸山慎一県議の質問に答えたもの

（２０１２年１０月１４日）

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１０月１０日に行われた千葉県議会健康福祉常任委員会で藤田巌高齢者福祉課長が、定員１人当たり４００万円に増額している特別養護老人ホームの県建設補助金の額を来年度以降も維持することについて、「前向きに検討したい」と表明しました。 　日本共産党の丸山慎一県議の質問に答えたもの。 　千葉県は、６５歳以上の高齢者人口１０万人当たりの特養ホームの定員が１２７５人で都道府県の中で最下位（２０１１年１０月１日現在）になっており、大幅な増設による定員増は焦眉の課題となっています。 　申し込んでも入れない待機者も約１万９０００人もいて、寝たきりで独り暮らしの高齢者でも入所できないなどの深刻な事態を生んでいます。 　こうしたなか、議会の中での日本共産党の追及や県民世論の広がりを背景に、千葉県は２００９年度から定員一人当たり約２５０万円だった特養ホーム建設補助金を４００万円に引き上げました。 　これが威力を発揮して、これまでの３年間は４３６５人分の建設計画にたいして２３８４人分しか造れなかった状態が改善され、今年度は２７１５人分の計画を上回る規模で建設が進む予定となっています。 　常任委員会のなかで藤田課長は「増設が進んでいる要因は補助金の増額」だと認め、「増額は今年度だけとなっているが、今後も建設目標を達成するためには、来年度以降も増額を維持することが必要」との丸山議員の要請にたいして、先の答弁となったものです。 　丸山議員は、「全国一特養ホームに入りづらい県を脱却するためにも、県民のみなさんと共同してがんばりたい」と語っています。

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