自衛隊習志野基地への火薬庫建設で 日本共産党が防衛省から聞き取り
（２００９年１月１９日）
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防衛省が、千葉県の陸上自衛隊習志野基地の火薬庫の巨大化を予定している問題で、日本共産党の斉藤和子衆院南関東ブロック比例候補（千葉四区重複）、丸山慎一県議、基地がまたがる船橋、習志野、八千代の各市議団が１月１９日、国会内で同省から概要を聞きました。 　計画は、現在貯蔵爆薬量１�dの火薬庫を２１�dへと巨大化するもので、床面積は約６００平方�b、２〜３棟の平屋建てで、２００９年度予算で４億円を計上しています。 　同省は、火薬庫の設置目的を「現在のものは小規模で、即応性にかける」と説明。同基地の空挺団などが、テロ対策のためとして２００７年３月に新設された防衛大臣直轄の中央即応集団に組織化され、即応性が求められるためとしています。 　すでに約４００万円の費用で測量調査に着手していることも明らかになりましたが、「主に災害や緊急時のため」の予算から支出しています。 　議員らは、「２１�dの積算根拠を示すべき」「火薬庫の増強は災害でも緊急でもない」と追及。同省は、「積算根拠は言えない」「あえて言えば武装工作やテロ対処の能力・防衛力を、すみやかに整備するため」と述べました。 　議員団は、火薬庫巨大化の積算根拠を明らかにしない同省に対し、昨年度の火薬の使用料などの明示を要求。「根拠も明らかにできない危険な施設を、住宅密集地に造るのは許されない」と述べました。 【「しんぶん赤旗」・浅野宝子記者】
〔過去の習志野自衛隊基地関連ニュース〕
２００８年１２月２日	自衛隊習志野基地に現在の２１倍の新火薬庫新設計画
２００８年８月２日	自衛隊がパトリオットミサイルの実戦訓練
２００８年３月１３日	自衛隊のパラシュート訓練事故で防衛省に訓練中止を要請
２００７年１２月２５日	新型ミサイル配備に抗議集会とデモ
２００７年１２月２２日	新型パトリオットミサイル強行配備抗議集会での訴え
２００７年１１月３０日	新型ミサイル配備強行で抗議
２００７年１１月２３日	習志野基地のミサイル配備で聞き取り
２００７年９月１９日	新型パトリオットミサイルＰＡＣ３配備中止を申し入れ
２００７年７月５日	旧日本軍の毒ガス調査で防衛省に要請
２００７年６月２４日	自衛隊が津田沼駅での宣伝も監視
２００５年１２月１２日	米軍再編で千葉県の自衛隊が一体化
２００４年２月２９日	旧日本軍の毒ガス存在可能性Aランクの旧軍習志野学校跡地
２００３年１２月２３日	イラク派兵反対集会に１２００人余
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